SDGsとは
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げられたもので、17のテーマから成っています。
2015年の国連のサミットで採択されたこの目標は、貧困や飢餓や暴力を撲滅し、地球環境を壊さずに経済を持続可能な形で発展させ、人権が守られている世界を実現することを目指しています。
インキ
植物油インキの使用
植物油とは、再生産可能な大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油を指します。その植物油、もしくは植物油を原料としたエステルとの合計が含有基準値以上であるインキが、植物油インキです。
大倭印刷は、石油系の溶剤に比べて環境負荷の少ない植物油インキの利用を推進しています。
植物油インキを用いた印刷物には、印刷インキ工業連合会が定めた植物油インキマークを印字することができます。
植物油インキを用いることで、CO2排出抑制、地球温暖化抑制への貢献につながります。
紙
森林認証紙の使用
現在、世界では環境へ配慮しない森林破壊や、違法伐採が進んでいます。その状況の中で、FSC(森林管理協議会)は、森林保全を行いつつ木材の利用を持続することを目的として、適切な管理がなされている森林の認証を行なっています。
FSCマークのついた製品を選ぶことは、世界の森林保全を支援することへ繋がります。
大倭印刷は、FSCの活動に賛同し、1994年にケナフケント紙が発売された当初より、お客様に優先してご提案してまいりました。2012年にケナフケント紙が生産中止となって以降は、後継商品であるバガスケント紙を積極的にご提案しております。
再生素材
非木材紙の使用
大倭印刷では、木材以外の素材を利用した非木材紙の利用も推進しています。
・LIMEX(ライメックス)素材
日本で生まれたライメックスは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。
石灰石(Limestone)を主原料に、リサイクル可能なプラスチック・紙の代替製品を成形することができます。
環境に配慮したプラスチック素材の使用
・ライスレジン
ライスレジンは、日本ならではのお米(非食用)を使用したバイオマスプラスチックです。
樹脂の品質として、従来の石油由来プラスチックと同等の品質です。これまでのプラスチックと同様の用途で使えます。
・再生ポリプロピレン
低炭素・資源循環型社会の実現に向けた、マテリアルリサイクルによる再生ポリプロピレン材料は、住友化学株式会社が独自の材料配合技術およびコンパウンド技術により、機械物性および外観特性等に優れた再生材として開発された素材です。
市場回収した廃材や廃車部品のプラスチック資源を再利用しており、CO?排出量削減に大きく貢献します。
製版機・印刷機
現像処理液レス、廃液レスを目指して
2020年よりTDP(サーマルディジプレート)製版機を導入しました。
TDP製版機は、感熱紙を用いるため、現像処理液はもちろん、トナーもインクも使いません。印刷機上での洗い流しも不要で、廃液が生じません。
処理剤を使用しないため、作業員の薬害被害を防ぐことができます。また、日々のメンテナンスが簡単なため、特殊技術が必要ありません。
社会貢献
地域活性化への取り組み
大倭印刷では、以下の取り組みを実践しています。
・地域に根差した企業経営を目指し、「自治会会報」「PTA新聞」などの地域情報を伝達する印刷物を通して、地域の方や子育て世代の情報共有に取り組んでいます。
・「学習教材・学習テスト」などの教育分野の印刷物を通して、質の高い教育の実現を目指しています。
・「奈良県中小企業同友会」「京都府中小企業同友会」「なら国際映画祭」「奈良県市場経済研究会」などの地域活性化を担う各種団体に参加し、異業種交流会への参加を通して、働きがいの向上と経済成長に寄与し、産業と技術革新の基盤づくりに貢献しています。